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療育センターと児童発達支援センターを比較!何が違うの?支援内容や対象者などについて解説
療育
発達支援
児童発達支援
療育センターと児童発達支援センター、発達に関する支援をするという大きな括りでは共通しますが、実は提供されるサービスや支援内容が異なります。
どちらも大切な役割を担っていますが、子どもの特性や家族の状況に応じて、最適な施設を選ぶことが大切です。本記事では、両者の違いを徹底比較。保護者の方は最適な施設選びの判断材料に、福祉職を目指す方は自分に合った職場を見極める参考にしてください。
1. そもそも療育とは?
療育とは、発達に遅れがある子どもや障がいのある子どもに対し、医療・教育・福祉の専門家が連携して行う総合的な支援です。「育み」を重視し、自立や社会参加を促すことが目的。言語訓練、運動機能向上、情緒面の安定など、多角的なアプローチが特徴です。
療育を受けられる主な場所
療育は病院の児童発達外来、療育センター、児童発達支援センター、児童発達支援事業所などで受けられます。医療機関では診断・治療が中心、民間施設では日常生活支援や集団適応訓練が充実しています。地域によって受けられるサービスや利用方法等が異なるため、市区町村の発達支援窓口で相談するのが基本です。
療育の種類と支援内容
個別療育(言語・作業療法)、集団療育(社会性・生活習慣)、保護者支援(育児相談・家族療法)など多岐にわたります。子どもの特性や年齢に応じて組み合わせ、個別支援計画を作成。保護者へのアドバイスも重要な要素で、家庭での継続的な関わりを重視します。
2. 療育センターの機能・対象者・サービス内容
療育センターは医療・教育・福祉の専門家が集う中核的な総合支援施設です。子どもの発達を科学的に分析・支援するプロフェッショナル集団です。
療育センターの役割と特徴
診断・評価、個別・集団療育、保護者支援、地域連携を総合的に提供します。医療機関とも密接に連携し、複雑な発達課題に対応しています。専門職間の情報共有を徹底し、子どもの「今できること」「次に目指すべきこと」を明確化し、多機関連携のハブとして機能します。
対象者と利用方法
主に0〜6歳の未就学児で、発達遅延、発達障害、知的障害、身体障害、自閉スペクトラム症など幅広い対象(手帳の有無は問わない)。紹介状(小児科・発達外来)が必要な場合が多く、定員制のため待機が発生することも。自治体によっては優先順位が設定されます。
具体的な支援内容
言語療法(ST)、作業療法(OT)、運動療法(PT)、心理療法、感覚統合訓練、保護者向け育児相談など。集団での社会性訓練や生活習慣指導も充実しています。1回の利用時間は2〜3時間、週1〜3回が標準的で、個別支援計画に基づき進捗を評価します。
3. 児童発達支援センターの機能・対象者・サービス内容
児童発達支援センターは障害児通所支援の地域に根付く施設。日常生活・社会生活への適応を重視した支援を行います。公的性格が強く、誰でも相談できる地域の顔でもあります。
児童発達支援センターの役割と特徴
市区町村設置の公的施設で、障害児とその家族への相談・支援、地域事業者への指導監督を担います。医療的ケアよりも「社会で暮らすための力」を重視し、集団生活への適応や自立支援が中心。民間事業所と連携し、地域全体の支援水準向上を図ります。
対象者と利用方法
主に未就学の障がい児や発達に遅れのある子どもが対象になります(手帳の有無は問わない)。受給者証取得後、直接利用または事業所紹介として活用され、相談機能が強いため、保護者面談や関係機関との調整会議も頻繁に行われます。費用は福祉サービスと同様の軽減措置が適用されています。
具体的な支援内容
生活動作(食事・着替え・トイレ)の指導、集団遊びを通じた社会性育成、保護者支援、関係機関との連携の調整をします。集団適応訓練やSST(ソーシャルスキルトレーニング)が中心で、「家庭・園・社会をつなぐ」橋渡し役としての役割も大きいです。
児童発達支援センターと児童発達支援事業所との違い
児童発達支援センターが市区町村設置の公的施設であることに対し、児童発達支援事業所は民間が運営し、センターの指導を受けながら実際の支援を提供します。センターより小規模で柔軟な運営が可能で、定員も少なくアットホーム。
福祉型・医療型児童発達支援センターの特徴
児童発達支援センターにも「福祉型」と「医療型」があります。
①福祉型児童発達支援センター
日常生活動作、社会性・集団適応訓練、保護者支援が中心。保育士・児童指導員が主で、比較的軽度〜中度の知的・発達障害、自閉スペクトラム症に対応。アットホームで、集団での関わりを重視する支援が特徴です。
②医療型児童発達支援センター
医療的ケアが必要な重度心身障害児、人工呼吸器・胃ろうなどの子どもが対象。看護師・理学療法士・作業療法士が配置され、医療・リハビリと日常生活支援を両立。重症度が高い分、専門性とチーム連携が求められます。
4. 療育センターと児童発達支援センターの徹底比較
療育センターと児童発達支援センターの支援の目的、対象、方法、雰囲気まで徹底比較することで、あなたが求める支援・職場が明確になります。ケース別の選び方も併せて解説します。
施設規模・人員配置の違い
療育センター:医師・言語聴覚士・作業療法士・心理士など多職種、医療色強い。
児童発達支援センター:保育士・児童指導員中心、福祉・教育色強い。
支援の重点とアプローチ
療育センターは専門的なリハビリテーションや教育プログラムなどによるアプローチ、児童発達支援センターは福祉的アプローチ。療育センターは個別訓練中心、児発センターは集団生活を通じた社会性・自立支援が特徴です。
対象年齢・障がい種別の違い
療育センター:18歳未満で発達障害や身体障害などのを持つ子どもやその家族。
児童発達支援センター:0歳~6歳までの支援が必要だと考えられる未就学児。小学生~高校生向けに放課後等デイサービスを併設している場合もあります。
※ケースにより併用も推奨されます。
5. 療育センター・児童発達支援センターで働くには
子どもたちの成長を支えるやりがいある仕事。必要な資格、未経験から目指す方法、求められる人物像を具体的に解説します。
必要な資格と専門職
保育士、幼稚園教諭、児童指導員任用資格の他、療育センターでは言語聴覚士、作業療法士、臨床心理士、公認心理師などの専門職も活躍しています。医療型では看護師が常駐、無資格者は補助員からスタート可能です。
無資格・未経験から目指す方法
保育学生、福祉系ボランティア、障害児サークル参加など現場経験を積み、通信制保育士養成校や実務者研修を受講。自治体の障害児支援研修も有効です。実習やアルバイトから正規職員登用ルートも多く、「子どもが好き」が一番の強みになります。
現場で求められるスキル
観察力(小さな変化に気づく)、共感力(保護者の不安に寄り添う)、柔軟性(子どものペースに合わせる)、チーム連携力。多職種が関わるため情報共有と相互理解が重要です。保護者対応では「話を聞く姿勢」が何より信頼されます。
まとめ
療育センターと児童発達支援センターは、どちらも大切な子どもの成長を支える施設ですが、その役割は異なり、療育センターは医療機関での治療やリハビリテーション、教育機関での特別支援教育など、さまざまな形で運営されています。一方、児童発達支援センターは療育の実践方法の一つとして社会生活への適応を重視し、日常生活動作や集団での関わり方を丁寧に指導する福祉支援の拠点です。
お子さんの特性や成長段階、家族の状況によって「今必要な支援」が変わります。保護者の方は市区町村の発達支援窓口などで相談し、専門家の意見を参考にしてください。
福祉・療育の現場で働きたい方は、自分の強みを整理して職場を選びましょう。どちらの施設も「子どものできる」を一つひとつ増やす、やりがいあふれる仕事場です。
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